ポートフォリオ

建築デザインの専門学校を卒業後、平成5年4月から現在に至るまで建築関連(主に木造在来軸組工法の住宅)の仕事に携わってきました。

建築設計、CAD/CG/システム系の建築コンサルティング、ログハウス資材卸と設計、注文住宅設計、地域おこし協力隊など、多岐にわたる業務を経験してきました。

期間会社名職務内容
平成5年4月 – 平成7年3月有限会社岡林建築デザインスタジオ建築確認申請業務
平成7年4月 – 平成9年5月ダイコー住宅株式会社設計部在来木造住宅の設計補助業務
平成9年7月 – 平成13年8月株式会社アーキ・デザイン・オフィス建築コンサルティング(CAD/CG、システム開発)
平成14年2月 – 平成16年8月株式会社キャシアログ資材の卸業務、ログハウス設計
平成16年8月 – 令和4年12月株式会社小林工務店設計部営業部企画課注文住宅設計、企画業務、マーケティング、HPアクセス解析
令和4年12月 – 現在紀北町地域おこし協力隊移住定住コーディネーター

それぞれをもう少し、細かくみると、

有限会社岡林建築デザインスタジオ

主に役所への建築確認申請業務を担当。敷地調査、役所調査、建築図面の作成、建築確認申請書作成を行いました。社会人一年生として働き始め、仕事を通して様々な人に会う機会ができました。中でも印象的だったのは、社長という存在です。子供の頃や学生時代は社長と言えば何となく、雲の上の存在とか、緊張して会話が困難などのイメージがありましたが、社会人となって社長に会う機会も増えたのですが、「同じ人間なんだなぁ。」とホッとした記憶がありました。もちろん、良い意味でね。

ダイコー住宅株式会社設計部

在来木造住宅の設計補助業務を担当。展示場来場者の接客、敷地調査、顧客とのプラン打合せ、建築図面の作成、顧客との外装・内装の色打合せ、現場確認などを行いました。 自宅から約2時間かけて通勤していました。この頃は、まだ設計図面と言えばドラフターを使った手書きでしたが、在職中にWindows95が発売されニュースで話題になっていたのを思い出します。電車の中でプランを考えたり、お客様との打合せのシミュレーションをしたりと、通勤時間を有効に使っていたように思います。終電になることも多かったです。

株式会社アーキ・デザイン・オフィス

建築コンサルティング(建築CAD、建築CGのシンボル作成、コンサルタント業務、システム開発業務)を担当し、ハウスメーカー向けの専用CAD/CGカスタマイズや、建築業界関連会社のサポート、システム開発などを行いました。この会社でパソコンのことをかなり学びました。スタッフ全員で徹夜をして納品に間に合わせたこともありましたが、今となっては楽しい思い出です。

株式会社キャシア

日本国内のログハウスビルダーへのログ資材の卸業務を担当。ログハウスの設計、図面の作成、ログ材の拾い出しからカナダやフィンランドとの図面打合せ、納材確認や施工指導を行いました。 北は北海道、南は九州まで全国のログハウスビルダーに納品していたので、時々、出張で全国各地に出向いていました。車で長野県日帰りなんてこともありました。

株式会社小林工務店

木造軸組工法の注文住宅の設計業務を行う。現地調査、役所調査からお客様とのプラン打合せ、建築確認申請書や図面の作成、現場確認を行いました。その後、社内の業務改革により、営業部企画課として、集客に関する企画業務を行いました。イベントの企画やHPの作成、それに伴うマーケティング調査やHPアクセス解析などの業務も行いました。この頃から少し建築以外の仕事にも関わりはじめ、建築業界以外の人たちともつながるようになって行きました。

紀北町地域おこし協力隊

無意識?に田舎暮らしに憧れていた私は、いつしか地域おこし協力隊の仕事に興味を持ち始めました。空き家に興味があったこと、東紀州エリアに馴染みあったことなどの理由で、紀北町へ移住し移住定住コーディネーターとして、移住相談窓口、空き家バンク運営管理、移住イベントへの出展業務を行っています。

そして、今

地域おこし協力隊の仕事はとても面白く、建築業界にどっぷり浸かってきた私にとっては、仕事の幅や考え方の視野が一気に広がったように感じました。また、出会う人も様々で、大阪や京都にいれば出会わなかった業種の方々とも出会いました。地域おこし協力隊の任期は2025年12月で3年となり任期を満了予定です。退任後も紀北町で移住関連、空き家関連の仕事に携わっていくべく準備をしています。そして、今年から農業にも携わることになりました。紀北町に移住する前の自分では、想像できなかった展開です。

大阪や京都は住みやすい場所です。特に不便に感じることもなく生きてきました。しかし、情報量の多さが私にとっては、しんどかったのかもしれません。今住んでいる紀北町は多少不便に感じることは正直ありますが、この歳になって、「自分探し」をしながら「自分らしい生き方」を模索しているように思います。

そんな自分らしい生き方が出来てくるようになるなら、今の暮らしはもっと楽しくなっていくのかなと考えています。毎日日々、自分を更新!楽しく過ごしています。